屋外展示場には多数の飛行機が並べられている。戦後の台湾軍で活躍したのちに退役したものが中心のようである。(←)
「C-47(スカイトレイン)」である。傑作旅客機として1930年代に多くの国でライセンス生産されていたダグラス社(アメリカ)「DC-3」の輸送機版である。日本でも「DC-3」のライセンス生産は行われており、後に日本海軍が「零式輸送機」として制式採用した。(→)
「C-47」は武装兵28名か、最大で2722kgの物資を搭載することができた。欧州戦線ではノルマンディー上陸作戦などで物資輸送や空挺作戦で多用された。(←)
この機体は昭和19年(1944年)から中華民国軍に納入され、日中戦争で空挺作戦に使用された。大東亜戦争終戦後は国共内戦で使用された。国民党が台湾に移ってからは、空軍士官養成のための飛行訓練に使われていたようである。(→)
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第二次世界大戦時代の練習機であり、台湾空軍では昭和21年(1946年)から昭和25年(1950年)まで使用されていた。また、「AT-6」は映画「トラ・トラ・トラ!」(1970年・日米合作)において日本海軍機に改造されて撮影に使われた。
中華人民共和国(共産党)から亡命してきたミグ戦闘機である。「Mig15〜21」など4機であり、1960年代から80年代に亡命したもののようである。(→)
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「MA1A2/M2A3」40mm高射砲である。アメリカ製であり、昭和30年(1955年)に導入されて現在も使用されているようである。発射速度と精度が良好であり、簡素な構造で故障も少ない。(←)
移動も迅速にでき、低空の目標の射撃のほか、対地や対水上目標にも射撃可能である。(→)
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