国立米空軍博物館(National Museum of the United States Air Force)

アメリカ中西部(シカゴ・デイトン・インディアナポリス・ルイスビル)

アメリカ中西部(シカゴ・デイトン・インディアナポリス・ルイスビル)の戦跡
大東亜戦争におけるアメリカ中西部(シカゴ・デイトン・インディアナポリス・ルイスビル)の歴史
現地への行き方と現地交通情報(旅行情報)

「国立米空軍博物館(国立アメリカ空軍博物館)」 −「Korean War」「Southeast Asian War」「Cold War」「Missile & Space」−

「国立米空軍博物館」の概略および歩き方

「国立米空軍博物館」 −「Korean War」「Southeast Asian War」「Cold War」「Missile & Space」− の展示内容

朝鮮戦争に関する展示 朝鮮戦争に関する展示 Eary Years」と「World War U」の展示室の間に、朝鮮戦争(昭和25年・1950年〜昭和28年・1953年)に関する絵画の展示がある。(←)

朝鮮戦争では、世界で初めてジェット戦闘機同士による大規模な空中戦が行われた。当時、米空軍の主力戦闘機は「ノースアメリカン F-86 セイバー」であり、北朝鮮軍・中共軍・ソ連軍の主力戦闘機は「ミコヤン・グリェーヴィチ MiG(ミグ)15」であった。「F-86」と「MiG15」は「Korean War」に展示されている。

戦闘の様子を伝える絵画が展示されている。(→)

ホロコーストに関する展示 Valkyrie Cafe ナチスによるホロコーストに関する展示。航空機に関する展示とは無関係である。(←)
米国にとって第二次世界大戦は、世界に平和をもたらした「聖戦」という主張である。その為、日本やドイツに対して行った戦略爆撃で一般市民数十万人を殺戮した事は「正義」であり、それを超える敵側の「悪事」をアピールしておく必要がある。

「博物館」の2階には「Valkyrie Cafe」があり、軽食を取る事が出来る。壁やお盆には「XB-70 バルキリー」の絵が描かれている。実機は「Resarch & Development」に展示されている。(→)

「Korean War」 「Korean War」 「Korean War」の展示では、昭和25年(1950年)〜昭和28年(1953年)の朝鮮戦争に於いて使用された航空機が主に展示されている。
それ以外にも、近年開発された航空機も展示されており、テーマは統一されていない。展示室の一部は式典会場としても使用されているようである。

「ダグラス C-124C グローブマスター」(←)
昭和25年(1950年)〜昭和49年(1974年)まで運用された米空軍の大型輸送機である。
「ロッキードマーチン F-22A ラプター」(→)
平成9年(1997年)に登場した米空軍の戦闘機。

「Southeast Asian War」 「Southeast Asian War」 「Southeast Asian War」の展示では、1960年代〜1970年代にかけて、主としてベトナム戦争で使用された航空機が展示されている。

「ボーイング B-52D ストラスフォートレス」である。戦略爆撃機の集大成として今も現役である。(←)

「ダグラス A-1E スカイレイダー」、昭和20年(1945年)に登場した、米海軍の艦上攻撃機である。(→)
単発機ながら約3000kgの搭載量を持ち、「A-1」に搭載出来ない物は無いとまで言われた。台所の流し台や便器まで投下した事で知られている。

「Cold War」 「Cold War」 「Cold War」の展示である。(←)
第二次世界大戦後、米国を中心とする西側陣営と旧ソ連を中心とする東側陣営の対立が激化した。所謂「冷たい戦争(冷戦)」である。米ソ両大国は核兵器の開発競争にしのぎを削り、相互確証破壊による核の傘の平和という状況すら生じた。
ここでは、この冷戦期に於いて、米国の核戦略を担った航空機が多数展示されている。

「コンベア B-36 ピースメーカー」である。(→)
核攻撃を行う戦略爆撃機の名称としてはいささか独善が感じられる。十発の巨人機である。

「Cold War」 「Cold War」 「ロッキード SR-71A ブラックバード」である。(←)
昭和41年(1966年)に登場した米空軍のステルス偵察機である。超音速(マッハ3)・高高度飛行(25000m)が可能であった。平成11年(1999年)に退役した。総生産数32機。

「ノースロップ B-2」である。(→)
米空軍のステルス戦略爆撃機である。展示機は静的強度試験機(実物大模型)である。世界で最も高価な機体(ギネスブック認定)で、1機約20億ドル(2011年現在:約1600億円)である。21機が生産され、今も現役である。

「Missile & Space」 「Missile & Space」 「Missile & Space」 「Missile & Space」の展示である。

「アポロ15号」の指令船(エンデバー)である。(←)
昭和46年(1971年)7月26日〜8月7日、実際に月まで往復し、4回目の月面着陸を行った時の指令船である。大気圏突入の際の熱で表面が焼け焦げている。

展示室は縦長の円柱形になっており、ミサイルが立てたまま展示されている。殆どは核弾頭を搭載した戦略ミサイルである。(→)
多くは既に退役しているが、同様の戦略ミサイルは現在も現役であり、スイッチひとつで都市と数百万人の一般市民を消し去る事が可能である。

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